ふわりのこと

ちょっとだけ。140字に収まりそうもない思いとか。

Vamp Bamboo Burn!【ざっくり。】


10月の22日と23日に、初演から約3ヵ月近く経って、やっと観劇出来ました。


とにかく、クドカンワールド。

同郷(って言っても宮城県っていうことだけだけども)のクドカンなので好きですし、そんな人といちばん好きな人が一緒にお仕事をする!っていうだけでも嬉しかったのに、こんなにボケの連続詰め込んで、でも考えさせられるような密度の濃い、濃いお芝居を見させてもらいました。


楽しくて何度でも見たくなるし興奮がなかなかさめない。…ためにテーマごとに分けて話さないと全く訳の分からない文章になりそうなので、以下に分けます…。


1.全体像

先程も言ったように、本当にボケの連続。真面目なシーンでもひとつはかましたがる。

ましてやWSのくだりは地方ローカル民は知らないWSも普通に出してきて細かくやる。(PONはやってない所の方が多いと思うし)

藤志櫻がトゥーマッチって言われるように、ボケもトゥーマッチ。笑 欲しがるね〜と思うこちらもまんまとハマってしまう。個人的にはバミリのくだりが好きです。

あと3時間半ある公演時間なのに、それでも展開はスピードはあったように思います。それでも描ききれない部分や裏設定があるから驚きですが、本当にきちんと含みを持たせた設定とかまで付け加えたら何時間になるんだろう…と考えてしまいます。きっともっとあったんだろうな。


2.役者の方々

今回の舞台は正直、神山さん以外は初めてお目にかかった人たちでした。

まずやっぱり斗真くん本当にかっこいい!!!普通舞台メイクなんてメイクが強すぎて顔が「ザ・舞台」ってなると思ってたら、あの目鼻立ちと鷲鼻がまったくメイクに引けを取らないというか、むしろメイクをモノにしてて似合ってた…今まで見たジャニーズの中では3本指に入る美しさでした。

もちろん、演技は安定しているなあと。神山さんが斗真くんを見て「イケパラや!」って思ったって言ってましたが、そのイケパラの斗真くんといえば、演じた中津の一人演技が面白くて好きだったし、ボケとツッコミが交錯する演技は素晴らしい以外の何物でもないと思います(笑)


次に、この舞台を観劇したから、とか関係なしに小池栄子さん本当に綺麗だなってずっと思ってて。キラキラしてて笑いも取れる力強い人だな〜って思っていたので、今回は本物を見ることが出来て良かったです。ただ、お恥ずかしながら演技がまさかここまで実力のある方とは思っていなかったので、引き込まれましたね…。


あと中村さん!!

中村さんは今年のドラマ「お義父さんと呼ばせて」で初めて知った人で、この人も舞台上で実力を積み上げてきた人だったなんて知らずに見てしまったので、、歌も声量もダンスもすごい人だなんて!!!ってあっさり双眼鏡ロックオンの対象になりました。笑 そういえばドラマの時も女装してたな…女装可愛かった。


4.結末と伏線の意味

あの最後ってどういうことだったんだろう。って考えるその前に。

蛍太郎を愛する身としては、どうしてもかぐや姫に感情移入してしまいました。

愛していた蛍太郎を殺されて、千年経ってやっと会えたのに実は混じり合えないヴァンパイアで、しかもあっという間に目の前で2回目も殺されてしまって。

皮肉か、最後に寄生出来た体は、かぐや姫の容姿であり、一度恨めしいヴァンパイアになって死んだ体だった。その姿で最後に藤志櫻と向き合わなければならなかったなんて。


最後にかぐや姫と藤志櫻が混じり合ったらどうなるか。


バーニングするのかな、やっぱり。


私の中ではオルトロスの犬のように、

互いの特性が消えて愛と憎しみを抱いたままの人間になるか

互いの愛と憎しみの感情だけが消えるのか

になるのかなあ、そうなってほしいなあ、なんて考えてました。でもやっぱりバーニングするかな?


結局、不老不死とか輪廻転成に背けば誰一人として幸せにはならない、ってことだったのかな…?誰も幸せになった人はいなかったから、そういうことなのかなと。

こんな結末の書き方が出来るのは、舞台ならではだなあ〜!って思います。


…斗真くんもパンフレットに答えてましたが、千年も執着するのは、手に入らないものだったからからこそ、なんだろうって。手に入らなければ入らないものほど執着して欲しくなる。その執念は良いことは何一つも無いってことなのかな。


疲れつつ深夜にまとめたら文章よみにくくなってしまったかもしれません、が、ここまで読んでくださってありがとうございました。


次は蛍太郎ちゃんオンリーの視点で書く!ぞ!